お客さんから、駐車場を整えたいと依頼を受けました。
最初の状態はこんな感じ。
ここは駐車場として使っていて、
法面(のりめん)があって、その上が
庭になっています。
雨で法面が浸食されてかなり土が落ちていますね。
今回、行う工事は、まずブロックで土留めをして、
駐車場にコンクリートを打設する工事です。

こんな重機を使って作業します。
これ1台で人間20人分くらいの働きをします。
今や土木現場には必需品。

まずは邪魔になる木を取り払います。
木にバンドを引っかけて、
重機で引っ張ります。

さすが重機!あっと言う間に引っこ抜きました。
人がやってたらかなりの時間を要する所です。

次々に木を抜いて行きました。
掛った時間は30分くらい。
人がやってたら、これだけで半日掛かります。

所で、木は根を地中に伸ばして養分を
吸い取っていますよね。
その根っこですが、1本だけ他の根と比べて
妙に太い根があります。

これね!
どんな木にもこの根があるのですが、
この根は木の真ん中から真下に伸びている事が
多いです。
この根は木が倒れない様にアンカーの
働きをする他にも、一番沢山の水を吸い上げます。
勿論、他の根も横に張って木を安定させたり、
水も吸い上げますが、メインの根っこはこの太い根なんです。
この根を切ってしまえば、木は枯れてしまいます。

木が取り払われた所で、やっと本来の
作業に入れます。
「よ~し、それじゃあ始めるか!」
・・・と、思ったら
「社長は見てて下さい、僕がやりますから」
と、邪魔者扱いされました。
ま、本職がやった方が早くて綺麗に決まってます。
邪魔者は退散して、温かく作業を見守ります。

さすが本職。
こんな感じで綺麗に掘り起こしました。
これ重機のみでやっています。
最近の重機って器用だなあ・・・
いやいや、操縦するオペレーターが
良いからこんな風に出来るんです。
こう言うのを「鬼に金棒」って言うんだな。
僕が乗ると「猫に小判」になるもんね。

これでブロックを建てる為のベース(基礎)が
作れます。
こんな工事の事を外構工事(がいこうこうじ)と
言いますが、この工事ですが、意外と手間が掛かります。
今回はこの外構工事を初めから終わりまで、
シリーズでお送りしたいと思います。
地面を掘ていたら大判小判がザックザク!
なんて事に・・・・なったらいいよな。


